- 夫が不倫しているようだが、相手が誰かわからない
- 妻とその浮気相手、両方から慰謝料をもらいたい
- 浮気相手の名前は知っているが、連絡先がわからない
- 慰謝料を貰う約束になっているのに全然支払わない
- 浮気相手が交際を認めない
不倫慰謝料を請求したい方へ
被害者側にとっては単に慰謝料を払ってもらえればいいだけではなく、「謝罪して欲しい」「相手にもこの辛さを理解してほしい」という感情面の解決も大切です。
弁護士を通さずにご自身で慰謝料請求も可能ですが、相手方との交渉はとても大変なものです。なぜなら、不倫した本人やその相手との直接交渉は精神的に大きな苦痛を伴います。また、一人で対処しているうちにかえって事態を悪い方向に進めることにもなりかねません。
慰謝料請求問題の痛手を最小限に食い止めるには、何より最初のアプローチが肝心 です。このページでは慰謝料請求のポイントをわかりやすくまとめたので確認していきましょう!
不貞行為とは
不貞行為とは、一般的には「浮気」や「不倫」と呼ばれる行為のことです。離婚申し立ての動機としては、性格の不一致に次ぐ2番目の動機であり、非常に多い割合を占めます。
それぞれの個別の事情(不倫関係を持った経緯、不倫の期間、不貞行為を持った回数、持った場所、配偶者との関係、証拠の有無など)により、解決の方法や慰謝料の額も変わってきます。
したがって、不倫慰謝料を請求する場合も、請求される場合も「裁判例に基づいた賠償額の算定」「説得的な法的交渉」など、専門的な対応が必要となってきます。
慰謝料を請求するための3つのポイント
慰謝料を請求するためには3つのポイントがあります。詳しく見てみましょう。
point1/不貞行為として認められるか
不貞行為は不法行為です。 不法行為とは他人の権利ないし利益を違法に侵害する行為 のことです。加害者は、被害者に対して損害を賠償する責任が発生します。
民法には「不貞行為」の定義はありませんが、過去の裁判例では、「配偶者に不貞の行為があったとき」を「配偶者のある者が、自由な意思に基づいて、配偶者以外の者と性的関係を結ぶこと」としています。
最高裁判所 昭和48年11月15日判決
一般的には、肉体関係・性行為をもつことだけでなく、それに類似する性的な行為・接触をもつことも含めて、不貞行為だと考えられているようです。つまり、裁判上認められる不貞行為には、肉体関係を伴わない食事やドライブなどのデートは含まれません。慰謝料請求問題に関しては専門的な視点からの取り組みが必要です。
point2/慰謝料請求は誰に対してできるのか
慰謝料を誰に請求するかは、②不倫をした配偶者のみ ③不倫相手のみ ④不倫をした配偶者と不倫相手の両方という3つの場合が考えられます。
どれを選ぶかは、浮気をしたことについて悪質性が強いのはどちらか、どのような証拠があるか などによって決めていくことになります。
point3/証拠は十分にあるか
証拠が不十分の場合、離婚そのものは認められることはありますが、慰謝料や財産分与などの交渉を有利に進めることが難しくなります。不倫に気づいた際には、まずメールの内容をカメラで撮って残すなど、不倫の証拠を確実に確保しましょう。慰謝料請求をする過程で有利に進めることができます。
慰謝料はどのくらいになる?〜慰謝料の相場〜
配偶者の不倫が発覚した場合、一番多く聞かれる質問は「慰謝料の金額」です。一般的な慰謝料の相場は「50万円〜300万円」といわれています。ただし不倫慰謝料に公的な計算式はないので、話し合いで解決する場合、どのような金額であれ慰謝料として成立します。
しかし双方がお互い納得せず裁判となった場合は「慰謝料の相場」が基準となります。
慰謝料の相場(目安)
浮気や不倫による慰謝料の金額は、交際期間・不貞行為の回数・離婚に至ったか否か・相手の収入などによって上下します。浮気・不倫によるダメージが大きいほど慰謝料も高くなる傾向があります。
別居しない/離婚しない ▶ 50万円〜100万円 |
浮気が原因で別居する ▶ 100万円〜200万円 |
浮気が原因で離婚する ▶ 200万円〜300万円 |
慰謝料の⾦額は、不倫による別居や離婚有無だけで単純に決まるものではありません。年齢差や婚姻期間の⻑さ、関係性など個別の状況を考慮しながら慰謝料を算定していきます。
※慰謝料の額はあくまでも⽬安です。状況に応じて⾦額が変わりますので、ご⾃⾝に合わせた請求額をお知りになりたい⽅は弁護⼠にご相談ください。
解決事例のご紹介
解決事例1/ 女性(40代)派遣社員のケース
夫の不倫が発覚し、最終的に不倫相⼿のもとへ。3⼈の⼦ども、そして私が⽣活していくためにも絶対に慰謝料や養育費が必要です。
[家族構成] 自分(妻)、夫、子3人(未成年)
[婚姻期間] 10~15年
Kさんは結婚以来⼦ども3⼈を授かりましたが、ある⽇夫に交際している⼥性がいることがわかりました。夫に問いただすと「離婚する」といって、私と⼦どもをおいて家を出てしまい、夫は交際している⼥性と⽣活をするようになりました。
離婚の調停申⽴と、交際相⼿の⼥性に対する慰謝料請求提起を同時期に⾏いました。
- ⼦どもの親権は妻が持つ
- 夫が未払いの婚姻費⽤と⼦供の養育費を⽀払う
- 夫が養育費を第2⼦が満20歳に達する⽇の属する⽉まで⽀払う
最終的にはこれらの条件を認めさせ、交際相⼿への慰謝料請求を取下げることにしました。
相手方の請求が多額であったことから、裁判なども考えられましたが、双方に代理人がついていたことで、比較的早期に、裁判なども見据えた内容での可決が可能となりました。
解決事例2/ 男性(30代)会社員のケース(目安)
妻が私の友人と浮気。妻とは話し合いの末に離婚することにしたけれど……友人への慰謝料請求を考えています。
[家族構成] 自分(夫)、妻
[婚姻期間] 1~5年
妻と自分の友人Bの浮気を知ったため、妻と協議離婚をしました。その後、友人Bへ慰謝料請求をすることに。しかし弊所が交渉を試みてもBとの話し合いができなかったため、損害賠償請求訴訟を提起することとなりました。
被告(友人B)は裁判に出席せず、答弁書も提出しなかったため、請求を認める判決が言い渡されました。判決が被告に送達後2週間以内に控訴されなかったので、判決は確定となりました。
しかし判決確定後も、Bは裁判で認められた金額の支払いをしなかったため、本件では、 という点が最大の問題となりました。
弊所で、預金の差押え、保険の差押え、給料の差押え等を行った結果、時間と費用はある程度かかりましたが、最終的には裁判で認められた金額を回収することができました。
相手が支払いを拒否してもなお回収する手段があるので、プロに安心してお任せください。
よくあるご質問
不倫相手が、
- あなたの配偶者が既婚者であることを知らなかった
- 知らなかったことに落ち度がなかった
- 不倫や浮気から、夫婦関係が既に破綻していた
というような場合、不倫相手に対する慰謝料請求は認められません。 ただ、夫婦関係が以前から破綻していたことを証明しなければならないのは不倫相手の方であり、この証明は一般的にとても難しいものとなります。それ以外の場合、不倫相手への慰謝料請求は認められます。
婚姻関係が破綻する原因を作った人は「有責配偶者」と呼ばれます。有責配偶者からの離婚請求は、原則として認められていません。しかし、有責配偶者には離婚訴訟を起こすことはできます。
この場合、どちらも不貞行為としてみなされます。浮気されたからといって自分も浮気をしてしまえばそれは立派な不貞行為です。心情はわかりますが正しい判断とは言えません。
離婚・男女問題専門チームが解決いたします
配偶者の不倫や慰謝料請求などにより、依頼者様は、心理的・精神的に不安定な状態が続きます。私たち弁護士が法律面だけでなく、精神面からもサポートすることが大切です。
不倫慰謝料請求は、我々のようなエキスパートに相談するか否かによって結果が大きく異なります。後悔しないためにもまずは早急にご相談ください。
後藤 奈津季
杉浦 恵一
田村 淳
楠野 翔也
名古屋総合法律事務所の強み
実績豊富な離婚・男女問題専門チームが協働して1つ1つの案件に対応いたします。
全支店完全個室の相談室を完備しております。ご相談を誰かに聞かれることはありません。
離婚や家族関係の問題に注力する女性弁護士が在籍しています。異性への相談に不安を感じる場合は男性弁護士/女性弁護士をお選びいただけます。
初回相談の前には相談票のご記入をお願いします。担当の弁護士が事前に目を通すことで、初めてのご相談であっても充実した内容をご提供が可能となります。
名古屋総合法律事務所は、名古屋・丸の内/金山/一宮/岡崎に事務所がございます。全事務所ともに駅から数分の立地でアクセス良好です。
電話・メール・LINEからご予約可能です。お仕事やご病気などで来所が難しい方には電話・オンラインでのご相談も対応しております。
費用のご案内
法律相談はさまざまな事柄が複雑に絡み合っています。1つの法律相談にかかる費用は、どなたでも一律○○円というものでなく、ご依頼者さまのご相談の内容に合わせたものをご提示いたします。 ご依頼の際にはどれくらいかかるのかを弁護士本人がゆっくり、わかりやすく、何度でも説明いたしますのでご安心ください。無理に契約を迫るということもございません。
※ 参考までに料金のモデルケースをご用意いたしましたのでご確認ください。
離婚フルサポートプランをご契約いただいている方へ、オプションで不倫慰謝料請求の代理をさせていただく場合はこちらをご参照ください。
追加着手金 | 報酬金 |
---|---|
交渉 10万円 (税込み11万円) |
10万円 + 経済的利益の10% (税込11万円 + 経済的利益の11%) |
訴訟 15万円 (税込み16.5万円) ※ |
10万円 + 経済的利益の15% (税込み11万円 + 経済的利益の16.5%) |
※ 交渉から引き続き受任する場合は5万円(税込5.5万円)
不倫慰謝料請求の代理のみをご依頼の場合はこちらをご参照ください。
着手金 | 報酬金 |
---|---|
交渉 18万円 (税込19.8万円) |
10万円 + 経済的利益の12% (税込11万円 + 経済的利益の13.2%) |
訴訟 25万円 (税込27.5万円) ※ |
10万円 + 経済的利益の17% (税込み11万円 + 経済的利益の18.7%) |
※ 交渉から引き続き受任する場合は追加着手金7万円(税込 7.7万円)
ご依頼様の声
お客様より感謝の声を頂いております。慰謝料請求問題に関し、当事務所を御利用いただいたお客様へのアンケートから、掲載許可をいただいたものについてご紹介しています。
匿名希望 様
正式に弁護士依頼をする前に、何件か別事務所に相談に行きましたが、あまり親身に話を聞いてくれる感じではなく、”証拠がないと…”と言われるだけでした。
担当していただいた弁護士さんは、最初から真剣に話を聞いてくださり、証拠の集め方や調査会社についてアドバイスしてくださり、とても心強かったので依頼を決めました。
最終的にほぼ自分の希望通りに離婚できましたので時間はかかりましたが、丁寧な対応もあり、満足できたし、納得して離婚することができました。
ご相談の流れ
相談日時のご予約をお願いします。お気軽にご連絡ください。
相談票の記入・返送をお願いしております。
予約日時になりましたら事務所へご来訪ください。
弁護士がお悩みをお伺いいたします。安心してお話しください。
お仕事やご病気などで来所が難しい方には電話・オンラインでのご相談も対応しております。また、オンライン相談はアプリのダウンロードやログインが一切不要ですので、安心してご利用いただけます。
ご相談当日にお持ちいただきたいもの
ご本人確認ができる公的な身分証明書(可能であればマイナンバー以外のもの)をお持ちください。運転免許書、パスポートなどのお写真が入ったものをお願いいたします。お持ちでない場合は予約時、スタッフにご相談ください。
また、ご相談内容にもよりますが、認印が必要となる場合がございます。
※ 身分証明書は写しをいただきます。
※ 写しをいただけない場合、証明書の番号を控えさせていただきます。
※ 写し・控えをいただけない場合はご相談をお受けいたしかねます。
迷わずご相談ください
配偶者の不倫が発覚し、心に大きな傷を受けられたことと思います。その状態で不倫相手や配偶者への慰謝料を請求することは、精神的にも肉体的にも負担が大きいものです。お一人で悩みを抱えずにプロである私達弁護士へお任せください。迅速な解決を目指します。
離婚後に後悔しないために、離婚の前に面会交流について確実に取り決めしておきましょう。